INTRODUCTION / Side:Yuika
「”ない”場所は見つからない――」
記憶のない少女”ユイカ”は、「するべきこと」だけを知っていた。
目覚めた場所は、見知らぬ病室だった。
右も左も分からない状況で、彼女は目的のために行動を開始する。
そうして出会った同じ境遇の少年は、自らを”平柏陽希”と名乗った。
彼とユイカの関係は?
自分に与えられた「するべきこと」の先にあるものは?
進むたびに分からないことが増えていく中、ユイカは陽希と協力関係を結ぶ。
陽希の正体を見極めるため、自らの目的を達成するため、そして――しあわせをさがすために。
INTRODUCTION / Side:haruki
KEY WORD
私立 海汐学園
主人公たちが通う学園。
通常の学園とは異なり、とある特殊な講義がある。
海汐地区
海汐学園と、そこに通う学生や関係者の住宅がある区域。
敷地の外周を高い壁に囲まれており、それを境界線のようにして内外にモノレールが走っている。
通常、学生が使用できるのは内側を走るモノレールのみ。
地区の外側に出るためには、事前に申請が必要となっている。
管理部
海汐地区の中心部、また海汐学園の端に位置する研究施設。
円筒状の建物であるため、学生からは『塔』と呼ばれている。
実は地上部分だけではなく、地下にも空間が広がっているらしい。
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