INTRODUCTION / Side:Yuika

「”ない”場所は見つからない――」

記憶のない少女”ユイカ”は、「するべきこと」だけを知っていた。
目覚めた場所は、見知らぬ病室だった。

右も左も分からない状況で、彼女は目的のために行動を開始する。
そうして出会った同じ境遇の少年は、自らを”平柏陽希”と名乗った。

彼とユイカの関係は?
自分に与えられた「するべきこと」の先にあるものは?
進むたびに分からないことが増えていく中、ユイカは陽希と協力関係を結ぶ。

陽希の正体を見極めるため、自らの目的を達成するため、そして――しあわせをさがすために。




INTRODUCTION / Side:haruki

「ようこそ、しあわせなせかいへ」

目覚めたとき、平柏陽希には記憶がなかった。
誰もいない病室で目覚めた彼は、部屋を出た先でひとりの少女と出会う。
同じく記憶をなくしていた彼女は、陽希に対して”ユイカ”と名乗った。

彼らはなぜ同じ場所で、同じように記憶を失っていたのか。
残された言葉は何を示しているのか。
何もわからない世界で、陽希とユイカの協力関係が始まる。

記憶を取り戻すため、共有された秘密を守るため――そして、しあわせをさがすために。




KEY WORD

私立 海汐学園

主人公たちが通う学園。
通常の学園とは異なり、とある特殊な講義がある。


海汐地区

海汐学園と、そこに通う学生や関係者の住宅がある区域。
敷地の外周を高い壁に囲まれており、それを境界線のようにして内外にモノレールが走っている。
通常、学生が使用できるのは内側を走るモノレールのみ。
地区の外側に出るためには、事前に申請が必要となっている。


管理部

海汐地区の中心部、また海汐学園の端に位置する研究施設。
円筒状の建物であるため、学生からは『塔』と呼ばれている。
実は地上部分だけではなく、地下にも空間が広がっているらしい。


And updated at any time.