「はる君のご飯を用意するのも、服を洗うのもばっちりだよ？
　だって幼馴染だもん」

陽希の幼馴染で、現在は平柏家に居候中。
記憶を無くした陽希のことを「はる君」と呼び、
親しみを持って接してくる。

海汐学園の経営者は空の叔父であり、
何かと無理を通してもらうこともあるらしい。
学園内外で陽希のサポート係を引き受けているのもその関係。

ステージ5のカナリアだが、スクラッチは発現していない。

「おにぃ、しつこい。何度言われても行かないってば。
　そんなに行きたいならおにぃが中等部に行けばいいじゃん」

陽希の妹で、自分の部屋に引きこもっている。
空によれば、普段はゲームばかりしているらしい。
海汐学園の中等部に所属。

人見知りをする方だが、ある程度仲が良くなると毒舌を吐くようになる。
身元不明のユイカに対しては、かなり警戒している様子。

カナリアとしては非常に優秀で、知識もずば抜けている。
その実力は、高等部でもトップになれるほど。
ステージは5。

基本的に面倒くさがりだが、記憶を失った陽希に「特別講義」と称して
カナリアについて教えるといった一面も。

「君、少しは自分の心配もしたらどうだい。
　僕のことはもう少しぞんざいに扱っていいんだぞ」

秘密を共有する協力者。
名前以外のことをすべて忘れた状態で目覚める。

陽希以外で初めてステージ6となったカナリア。
スクラッチは発現していないらしいが、
カナリアの中で比べても運動神経が良い。

テンションが低く、落ち着いた性格であるため、
記憶喪失のわりには平然としているように見える。
ときたま言動がブレることがある。

非常に見分けにくいがオッドアイ。
しかし、そうなった原因も忘れてしまっている。

「どうして、何も覚えてないんだ……？」

本編の主人公。
記憶を失った状態で目覚める。

ユイカと出会う前後で「ある出来事」を体験し、
その秘密を共有している彼女と協力関係を結ぶ。

ステージ6のカナリアだが、スクラッチは不明。

自分の記憶がなくなった原因を探るため、
様々なアクションを起こしていくこととなる。
その中で特殊な事件にも巻き込まれていくが、果たして……？

記憶のなくなった現在では定かではないが、頭はいいらしい。